♪ 私の家 / 六文銭

蛇足 鈍也 DONYA

2015年12月14日 08:17

六文銭(ろくもんせん)



小室等が中心となって結成された音楽ユニット。
「雨が空から降れば」、上條恒彦と歌った「出発(たびだち)の歌」がヒットした。
1968年結成。
1972年解散。
メンバーは年単位で頻繁に入れ替わっていた。

グループ名は、三途の川の渡し賃とされる六文銭に由来とされているが、小室等は「月と六ペンス」の「六ペンス」を「六文銭」と訳したとしている。
また、とある居酒屋の名前からとったとも言っている。
最近のインタビューによれば、日本語によるグループ名を決めようとしている際に見かけた、居酒屋の看板「六文銭」に着想を得、「月と六ペンス」にひっかけて命名したとしている。


1968年結成。 1969年4月、中川五郎とのカップリングアルバム『六文銭・中川五郎』でURCレコードからデビューする。
1971年、上條恒彦と共演した曲「出発の歌」が、三重県の合歓の郷で行われた「ポピュラーソング・フェステバル'71」でグランプリ受賞。
次いで、11月、第2回世界歌謡祭でグランプリを獲得。
1972年4月25日、ベルウッドレーベルの第1回新譜として『キング・サーモンのいる島』リリース。
同年の解散に伴い、『六文銭メモリアル』をリリースした。

【主なメンバー】
小室等(リーダー、現在ソロとして活動している)
小林雄二(1967年 - 1969年)
岩沢幸矢(1967年、現在はブレッド&バターで活動している)
石川鷹彦(1968年)
入川捷(1968-1969)
小林百合子(1969年)
木田高介(1970年)
安田裕美(1970年)
小室のり子(1970年)
山口裕美(1970年)
若松広正(1970年)
原茂(1970年 - 1972年)
及川恒平(1970年 - 1972年)
橋本良一(1971年 - 1972年)
四角佳子(1971年 - 1972年)

解散後、後継ユニットが編成されたことがある。

【新六文銭】
1973年1月、1972年に吉田拓郎のバックバンドを務めた柳田ヒロのグループと小室等が組んで、"新六文銭"を結成。
メンバーは小室等(ギター・ボーカル)、柳田ヒロ(キーボード)、後藤次利(ベース)、チト河内(ドラムス)、吉田拓郎(リードギター・ボーカル)という顔ぶれ。
ところが、ツアーの最中に起きた出来事によって、ツアーのキャンセルなどが起こり、新六文銭はまともに音源を残さぬまま消滅した。
この新六文銭の消滅の経緯については、吉田拓郎と小室等の合作によるデュエット曲「君に会ってからというものボクは」でお互いがコミカルな掛け合いで歌っている。

その後、チト河内と後藤次利はフラワー・トラベリン・バンドの元メンバーらと共にトランザムを結成した。

【まるで六文銭のように】
2000年10月、及川恒平、小室等、四角佳子の3人で「六文銭」時代の曲を歌ったことをきっかけに活動がはじまる。

【六文銭'09】
2009年4月22日、こむろゆいが加入。「六文銭'09」にユニット名を改め、アルバム『おとのば』を発売。

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