♪ 下宿屋 / 加川良

蛇足 鈍也 DONYA

2016年02月12日 08:56

加川 良(かがわ りょう、本名:小斉 喜弘、1947年11月21日 - )



滋賀県彦根市出身のフォークシンガー。

芸名は、加山雄三の「加」、長谷川一夫の「川」、池部良の「良」を組み合わせたものと言われる。

1970年代、アート音楽出版(URCの版権管理会社)に入社する。
高田渡、岩井宏、岡林信康、高石ともやらの影響でフォーク・ソングを唄い始め、1970年の第2回中津川フォークジャンボリーでは飛び入りで「教訓I」を発表し、一躍人気者に(後に、「教訓II」なぎらけんいちや、「教訓110番」三上寛などパロディー作品も発表された)。
アルバム『教訓』(1971年)でURCからデビュー。
「こがらし・えれじい」「偶成」を含む『親愛なるQに捧ぐ』(1972年)、中川イサトとのライヴアルバム『やぁ。』(1973年)をたて続けに発表。
また1972年、よしだたくろうの代表作『元気です。』に「加川良の手紙」(作詞・加川良、作曲・吉田拓郎)という曲が収録された。

1974年ベルウッドから名作『アウト・オブ・マインド』を発表。
1975年中川イサトの神戸市長田区でのオムニバスライヴ『鼻歌とお月さん』のレコーディングに、いとうたかお・大塚まさじ・金森幸介・シバ・西岡恭蔵・長田タコヤキ和承と参加。
その後も石田長生らをバックに従えた『南行きハイウェイ』(1976年)レイジー・ヒップとの『駒沢あたりで』(1978年オレンジレコード)を発表。1990年代『ONE』、『2』を発表。

岡林信康が一線から退いたのち、吉田拓郎と並んで“どちらがBIGになるのか”といわれた時期があったが、拓郎ほどの一般的名声を得ることはなかった。
現在では前述の拓郎の曲「加川良の手紙」で歌われた人物として知られている。
拓郎がポップに変わっていくのとは正反対に、ストイックに自らの音楽に忠実に、お金にならない歌を歌い続けたのが理由ともいわれている。

♪ 下宿屋 / 加川良


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